WORDS専門用語集
ア 行
-
- アグレッシブインラインスケート( Aggressive Inline Skating )
-
インラインスケートを用いて専用パーク内で行うローラー競技のこと。正式名称は「ローラー・フリースタイル」。欧米では「ブレーディング」とも呼称されている。
-
- アニマル( Animal Bikes )
-
ニューヨークのBMXブランド。BMXライダーのラルフ・シニシ(Ralph Sinisi)が2000年に設立。BMXのパーツからアパレルまで幅広く手掛け、ストリートスタイルの魅力を世界中に発信し多くのファンを獲得している。
-
- アークティーズ( arktz )
-
渋谷にある老舗スケートボードショップ。スケートボードとBMXに関連した商品を多数取り扱う。2021年には原宿に2号店をオープンした。
-
- インディペンデント( INDEPENDENT )
-
40年以上の歴史を誇るシェアNo.1のスケートボードトラックのブランド。通称インディ。サンダーとベンチャーに並んで、3大トラックブランドとして知られている。
-
- インバート( Invert )
-
ジャンプの際にセクションに手をつき、片手で逆立ちするトリックのこと。
-
- インラインスケート( Inline Skating )
-
車輪が縦一列に並んだローラースケートの一種。80年代にアイスホッケーの夏季練習のためにアメリカで開発された。スピード感や滑走性の高さが特徴。
-
- ウインドミル( Windmill )
-
両足を開脚し、背中や肩で回転するブレイキンの代表的な技。ダンス姿が風車のように見えることから、ウインドミル(英語で風車を意味する)の名が付けられた。
-
- エアウォーク( Air Walk )
-
空中でデッキのノーズをつかんでデッキから足を離し、両足を浮かせたまま、歩くように前後に動かす技のこと。まるで空中で歩いているかのように見えることから、エアウォークという名前が付けられた。
-
- エドウィン・デラロサ( Edwin DeLaRosa )
-
ニューヨークを拠点に活動するBMX界の伝説的なライダー。BMXブランド「Skavenger」を設立。現在は写真家としても活躍している。
-
- 足抜きゴーダウン( Jump Thread )
-
片方の足と手で作った輪に、もう片方の足をジャンプさせて通し、床へ着地する技の名称。
カ 行
-
- カップソール( Cupsole )
-
「カップソール製法」で作られたスニーカーのソール。立体的に形成されたソール(靴底のゴム素材)とアッパー(足の甲部分の布地)を、接着剤や工業用ミシンで縫ってとめたもの。クッション性があり、衝撃に強い。
-
- キック( Kick )
-
デッキの先端部分の湾曲した部位のこと。先端をノーズキック、後方をテールキックと呼ぶ。キックの反りが大きいことを「キックが強い」と言い、強いとジャンプの高さを出しやすく、弱いとトリックを決めやすいという性質がある。
-
- キャバレリアル( Caballerial )
-
利き足ではない方の足を軸足にして回転するトリックのこと。アメリカのプロスケートボーダー、スティーブ・キャバレロが考案したトリックであることから、この名前が付けられた。通称キャブ。180°回転の場合はハーフキャブ、360°回転の場合はフルキャブと呼ばれる。
-
- キングピンナット( Kingpin Nut )
-
キングピン、ブッシュ、ハンガーを止めるナットのこと。キングピンナットの締め付け加減で、スケートボードの傾く動きを調節することができる。
-
- グリップ( Grip )
-
衝撃吸収や滑り止めを目的としてハンドルに取り付けるパーツの名称。
-
- ケン・スウィフト( Ken Swift )
-
ニューヨークで結成された世界初のヒップホップチーム「ロック・ステディ・クルー」の一員として、80年代のブレイキン創成期から活動を続けてきたダンサー。
-
- コレオグラフィー( Choreography )
-
ダンスの振り付けのこと。また、ダンスの振り付けを創作することに対しても用いられる。振付師はコレオグラファー(Choreographer)。
-
- コンケーブ( Concave )
-
デッキ(板)の湾曲している部分のこと。湾曲の角度によって足と板の密着度が変化し、かけやすいトリックが異なる。
-
- コーピング( Coping )
-
ランプなど競技に使用するセクションの縁に設置されたパイプのこと。この部分を使ってグラインドやスライドなどのトリックを行う。
-
- コーリー・オブライエン( COREY O'BRIEN )
-
80年代にストリートを中心に活躍していたスケーター。コーリーのシグネチャーである「Reaper(死神)」は、スケートボードブランド「SANTA CRUZ(サンタクルーズ)」のストリートデッキ第1号として誕生し、現在も人気。
サ 行
-
- サイファー( Cypher )
-
ブレイカーたちが集まって形成するサークルのこと。1人ずつ円の中央に出て行き、ダンスを披露する。
-
- サルバ・マルバ( STEVE ALBA / MICKE ALBA )
-
70年代後半から80年代にかけて活躍した双子のスケーター。スティーブ&ミッキーアルバ兄弟の愛称としてサルバ・マルバ(S・ALBA / M・ALBA)と呼ばれた。
-
- サンダー( THUNDER )
-
サンフランシスコ発祥のスケートボードトラックのブランド。高い技術力を誇り、インディペンデントとベンチャーに並んで、3大トラックブランドとして知られている。
-
- シグネチャームーブ( Signature Move )
-
各ダンサーによるオリジナルの技のこと。
-
- シールド( Shield )
-
ベアリングを保護する蓋のこと。主に、金属製の「メタルシールド」とラバー製の「ラバーシールド」の2種類に分けられる。金属はメンテナンスの回数が少なくてすみ、ラバーは消耗は大きいが手入れがしやすいという性質がある。
-
- スイッチブラント( Switch Blunt )
-
ノーマルボジションと逆のポジションでランプへ進行し、ジャンプしながら後輪のみをランプの縁に引っ掛けるトリックのこと。
-
- スピットファイア( SPITFIRE )
-
サンフランシスコを拠点としているウィールブランド。1987年創業。スケートボードブランド「デラックス・ディストリビューション」が手掛けるブランドの中の1つである。火の玉のマークが特徴で、世界中に多くのファンを持つ。
-
- スラッシャーマガジン( Thrasher Magazine )
-
1981年にサンフランシスコで誕生した、アメリカを代表するスケートボード専門誌。雑誌だけでなくDVD、アパレルなども展開しており、ファッションブランドとしても世界的に人気。
-
- スレッド( Thread )
-
腕や足を使って輪を作り、その輪の中に、もう片方の腕や足などを通す動きのことを指す。
-
- ゾーラック( Zorlac Skateboards )
-
1976年テキサス・ダラスで誕生したハードコアスケートブランド。パンクロックの影響を強く受けたグラフィックが特徴。
タ 行
-
- ダブルバイキングフリップ( Double Viking Flip )
-
ダブルバックフリップにひねりを入れ、ジャンプ中に地面と並行に2回転するトリックのこと。兄弟で活躍するプロインラインスケーター、"ヤストコ・ブラザーズ"の得意技の1つ。
-
- チェアフリーズ( Chair Freeze )
-
両手を地面につき、側頭部と手だけで体を支えて固定する技の名称。名前の由来は、椅子に足を組んで座っている姿に見えることから。フリーズの代表的な技である。単にチェアとも言う。
-
- ツイスト( Twist )
-
ブレイキンの基本的なステップの1つで、腰をひねりながら両足を交互に出していく動きを指す。「インディアンステップ」「インディアンロック」などの名称でも呼ばれる。
-
- テールスライド( Tail Slide )
-
カーブボックスや縁石などで、デッキのテール部分(後ろ側)を使ってスライドするトリック。
-
- デューツアー( DEW TOUR )
-
Xスポーツにおける世界最高峰の国際大会の名称。炭酸飲料である「マウンテンデュー」がメインスポンサーとなっていることから名付けられた。
-
- トップチューブ( Top Tube )
-
自転車のフレーム(車体部分)の上側に配されたチューブ(パイプ)の名称。上パイプ、上管とも言う。
-
- トップロック( Toprock )
-
フロアムーブ(床を使った技)への導入に使用される、立った状態でのダンスのこと。
-
- トランジション( Transition )
-
アール(曲面)やランプなど、湾曲した形状のセクションの総称。別名トラニー。
-
- トランスファー( Transfer )
-
セクションを飛び越えて反対側へ移るテクニック。
-
- ドッグタウン( DOG TOWN )
-
カリフォルニアのベニスビーチ発祥のスケートボードブランド。ブランド名は、西海岸ストリートカルチャーの象徴的なスポットとして若者の支持を集めていた廃墟の一画が「ドッグタウン」と呼ばれていたことに由来する。
ナ 行
-
- ナイジャ・ヒューストン( Nyjah Imani Huston )
-
コンテストで圧倒的な結果を残し、ストリートでも活躍するハイブリッドな現代の天才スケーター。
-
- ナチュラル・メソッド( Natural Method )
-
第一次世界大戦の頃、フランス海軍将校ジョルジュ・エベルにより開発された10種類の基礎的運動から成り立つトレーニング。
数十年後にパルクールが誕生する源流となる。
-
- ノクチ( JR武蔵溝ノ口駅 )
-
駅周辺にダンサーが集い、ブレイキンの練習を行っている。世界で活躍するダンサーも輩出しており、日本におけるブレイキンの聖地と呼ばれている。
-
- ノーコンプライ( No Comply )
-
スケートボードの後ろ(テール)を弾く瞬間に前足を地面に下ろし、進行方向に板を180°回転するトリック。
-
- ノーズ( Nose )
-
スケートボードの進行方向側の先端。
-
- ノーズグラインド( Nose Grind )
-
カーブに対して、ノーズ側のトラックのみでグラインドするカーブトリック。
腹側のカーブへのグラインドを「フロントサイド(F/S)ノーズグラインド」、背中側のカーブへのグラインドを「バックサイド(B/S)ノーズグラインド」と呼ぶ。
ハ 行
-
- バックサイド540( Backside 540 )
-
空中で軸を斜めに傾けながら1回転半させる高難度の大技。2019年に当時12歳の岡本碧優が女子で初めて成功させた。
-
- バックサイドディザスター( Backside Disaster )
-
進行方向に対してバックサイド側に180度ターンし、ランプの縁にボードの腹部分を引っ掛けるトリックのこと。
-
- バックサイドノーズピック( Backside Nosepick )
-
進行方向に背中を向けながら、前輪をランプの縁に引っ掛けグラインドするトリックのこと。
-
- バート( Vert )
-
半円形のセクション(スノーボードにおけるハーフパイプ)を、Xスポーツではバートランプと呼称する。またそれを用いて行う競技のことをバートという。
-
- パウエル・ペラルタ( POWELL PERALTA )
-
ジョージ・パウエルとステイシー・ペラルタによって1976年に創設されたスケートボードブランド。伝説的スケートボードチーム「BONES BRIGADE(ボーンズ・ブリゲード)」を生み出すなど、80年代のスケートボード界を牽引する存在。
-
- パスヘッド( PUSHEAD )
-
グラフィックアーティスト。80年代にスケートブランド「ゾーラック」のグラフィックを数多く手掛ける。また音楽シーンでも、メタリカやミスフィッツなど著名なアーティストのアートワークを担当し、人気を博した。
-
- ビッグスピンボード( Big Spin )
-
ポップショービットでボードを360度回転させる間に、体を180度回転させるトリックのこと。
-
- ビデオパート( Skate Video )
-
スケーターが自身の滑りを撮影した動画のこと。音楽や撮影技術などにもこだわり、スケーターの個性を表現する。宣伝材料や、スポンサー集めにも用いられるため、ビデオパートの制作はスケーターにとって非常に重要とされている。
-
- フレア( Flare )
-
バックフリップしながら1回転するトリックのこと。
-
- ボウル( Bowl )
-
競技に用いられるパーク内に設置されているセクション(構造物)の名称。すり鉢状に湾曲し傾斜をつけたゾーンのことを指す。
マ 行
-
- マッシュ( MASH )
-
サンフランシスコを拠点に活動する伝説的なピストクルー集団。街を舞台に様々なトリックを決める動画でも話題に。
-
- マニュアル( Manual )
-
自転車のフロント(前輪の部分)を地面から浮かせた状態で直進するトリック。日本語に直訳すると「手動」の意味。形はウイリーに近いが、ペダルを漕がずに体重移動だけで進む必要がある。ストリートの基本トリックであり、すべてのフリースタイルの基礎となる重要な技。
-
- マニュアル( Manual )
-
テール側のウィールのみで走行するトリック。反対に、ノーズ側のみで走行するトリックは「ノーズマニュアル」。
-
- マーク・ゴンザレス( Mark Gonzales )
-
ハンドレールで初めてグラインドしたスケーターで、現代ストリートのパイオニア。ニックネームはゴンズ。
画家・詩人・アーティストとしても活躍する。
-
- ミスショット( Misshot )
-
技を失敗すること。
-
- ミュート180( Mute 180 )
-
デッキのフロント側を手でつかむ技「ミュートグラブ」と、体の向きを半回転させる技「180°」を組み合わせたトリックの名称。
-
- メイク( Make )
-
技を成功させること。
-
- メイク( Make )
-
トリックを成功させること。メイクの成功率は「メイク率」を呼ぶ。
ヤ 行
-
- ヤマカシ( YAMAKASI )
-
1980年代後半に現れた、自分の身一つでビルをよじ登り屋上から屋上へと飛び回ったフランスの9人組。
自分たちの行為を「動きの芸術」と呼び、のちのパルクールの礎となった。
その動きは元中心メンバー、ダビット・ベルの父によるフランス式軍事訓練に影響を受けている。
2000年代初頭にYAMAKASIをモチーフにしたアクション映画が反響を呼び、パルクールを広める要因となった。
単語「YAMAKASI」は、アフリカのリンガラ語で「強い人」「超人」の意。
-
- 指スケ( Finger Skateboard )
-
指スケートボード・フィンガースケートボードの略称。
10cmほどのミニサイズのスケートボードで、手の指を使って通常のスケート同様、トリックやプレーをする。
指スケ用の世界大会も存在し、広く親しまれている。
ラ 行
-
- リッパー( The Ripper )
-
1983年にグラフィックアーティストのV.C.ジョンソンによるグラフィックデザイン。骸骨がTシャツを破って覗いている絵柄から「覗きボーンズ」とも呼ばれる。
-
- リップスライド( Lip Slide )
-
ボックスやレールをデッキのテール部分でスライドするトリックのこと。類似トリックに、ノーズ部分でスライドするボードスライドがある。
-
- リム( Rim )
-
ホイールの外周にあるリング状の部品の名称。 BMXプロライダー、中村輪夢の名前の由来でもある。
-
- リューカンエアー( Liu-kang air )
-
ジャンプ時に空中で片足を前に蹴りだすように伸ばすトリックの名称。格闘ゲーム「モータルコンバット」に登場するキャラクター「リュウ・カン」のポーズにちなんでこの名前が付けられた。
-
- ルックバック( Lookback )
-
空中で車体を傾けてターンしながら、逆方向に180度ハンドルをひねるトリックのこと。
-
- レギュラースタンス( Regular Stance )
-
進行方向に対して左足が前になる乗り方のこと。進行方向に対して右足が前になる乗り方はグーフィースタンスという。
-
- ロブロスコップ"フェイス"( Rob Roskopp “Face” )
-
スケートボードブランド「SANTA CRUZ」に所属していたライダー、ロブ・ロスコップをモデルに、グラフィックアーティストのジム・フィリップスが手掛けたグラフィックデザイン。
-
- ローカル( Local )
-
専用施設や公園以外でスケートボードが練習できる場所を「スポット」と言い、その地域固有のスポットを「ローカルスポット」と呼ぶ。特定のローカルスポットで練習する人は「ローカルライダー」と呼ばれている。
-
- ローラースケート( Roller Skating )
-
前後に2つずつ車輪を付けた専用靴で滑走するスポーツのこと。70年代にかけての世界的な人気の高まりとともに、日本でも80年代に一大ブームが起き、大衆文化としても定着した。
-
- ローラーディスコ( Roller Disco )
-
80年代前後にアメリカを中心に流行した、ディスコ音楽に合わせてローラースケートを楽しむカルチャーのこと。
ワ 行
-
投稿はありません
AtoZ
-
- 180°( ワンエイティー )
-
走行中にジャンプして体の向きを半回転させる技の名称。
-
- 270ストール・270アウト( 270 stall / 270 out )
-
フロントサイドから270度回転し、さらにバックサイドに270度回転するトリックのこと。
-
- 5-0フェイキー( 5-0 Fakie )
-
フェイキーとは進行方向とは逆に進むスタンスのこと。5-0とは後輪1つだけで滑走することをいう。
-
- 50-50グラインド( 50-50 Grind )
-
セクションに前後両方のトラックを引っ掛けてグラインドするトリック。もっとも基本的なカーブトリックの1つ。略してフィフティーとも呼ばれている。
-
- Aトラックス( A-Tracks )
-
背中を地面につけずに、頭を軸に回転するウィンドミルの応用技。通称Aトラと呼ばれる。
-
- B-boy( ビーボーイ )
-
ブレイキンを踊る男性のこと。ブレイキンを踊る女性はB-girlと呼ぶ。
-
- B-girl( ビーガール )
-
ブレイキンを踊る女性のこと。ブレイキンを踊る男性はB-boyと呼ぶ。
-
- Red Bull BC One World Final( Red Bull BC One World Final )
-
レッドブルがスポンサーとなり、2004年より開催されているブレイキンの世界大会。出場者は1on1(1対1で交互にダンスを披露する)でブレイキンの技を競い合う。毎年、開催国を変えながら行われ、世界中のブレイカーが参加する。
-
- SLS LOSANGELES( SLS LOSANGELES )
-
Street League Skateboarding(ストリートリーグスケートボーディング)の略称であり、世界最高峰のスケートボード国際プロリーグツアーのこと。2019年のロサンゼルス大会では、堀米雄斗選手が優勝して話題に。
-
- V.C.ジョンソン( V.C. Johnson )
-
80年代のスケートシーンを牽引したグラフィックアーティスト。アメリカの伝説的スケートボードブランドであるパウエル・ペラルタのアートディレクターとして数多くの作品を手掛ける。